原産地表示見直しの国への要請

これでも"国産"といえるのか?

消費者に本当の国産原木しいたけを食べて頂く為に以下の原産地表示の問題について取り組みます。
現在消費者庁で定めている原産地表示は、日本国以外の国(以下A国とする)で原木または菌床に植菌(種の植え付け)を行ったものを、国内に輸入し国内で栽培したものは『国産』と表示出来ると言うものです。

現行のルール

この制度に対する反発はもちろん強く、消費者を欺くものであるのと、国産の原料を使用して栽培している農家に対しても非常に納得のいかないものであります。

そこで、消費者庁はこの制度の変更方針を近頃打ち出しました。その内容は、『栽培期間が最も長い場所にする』(長いとこルール)と言うものです。

長いところルール

A国で植菌を行いX日栽培したものを国内に輸入し、国内にてX日未満内に栽培し収穫したしいたけに対しての原産地表示は『A国産』となります。そして、以後その原料を継続して栽培し、国内にてX日以上を経過した後収穫したしいたけに対しては、『国産』と表示されます。この方針をいかが思いますか?

しいたけは、原木・菌床の栄養で育ちます。表現を変えれば、原木・菌床は畑の土に当たるものです。A国の土そのものを輸入し育てているのと同じ事になると思います。これがはたして『国産である』と言えるのでしょうか?

今後、私どもはこの矛盾点を解消するよう取り組んで参ります。国産の原木しいたけを愛する皆様どうぞご協力をお願いいたします。

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ナラ枯れについて

現在、各地の山に枯れたドングリの木(コナラ・ミズナラ)が目立ちます、『ナラ枯れ』と言われる現象です。

ナラ枯れの被害林
▲ナラ枯れの被害林
カシノナガキクイムシにアタックされたコナラ
▲カシノナガキクイムシにアタックされたコナラ。大量の木屑(フラス)が排出される

この現象は、カシノナガキクイムシと言う昆虫が媒介者となり病原体である、糸状菌(カビの仲間)が木の中に入るのが原因です。

カシノナガキクイムシの幼虫
▲被害木断面。カシノナガキクイムシの幼虫


今その里山が枯れる危険にあります。

なぜ、現在になって多くなったのかは、里山の有効利用が減少した事が原因です。
昔は、山から切り出した材木が燃料となっていましたが、技術の進歩に伴い、石炭、石油、ガスそして電気になり、今では、利用されず放置状態の里山になっています。この、放置状態の里山にナラ枯れが目立っています。
枯れている木を調べてみると40年以上年月の経った木が多いようです。30年くらいの若い木への被害は少ないようです。
里山の有効利用をする事によりこの現象を抑えていけるのではないかと思います。薪炭の製造、そして原木きのこの栽培などです。

当会では、原木しいたけへの利用を増やし、本来の安全なしいたけを増やそうと、業界をはじめ行政にも働き掛けたいと考えます。
ドングリの木は、伐採しても切り株より新芽が発生し、山が丸裸になる事はありません。また、新芽は、多くの二酸化炭素を吸収し温暖化ストップにつながります。

里山の放置は、保水力を弱め土砂崩れなどの災害の危険性を生みます。山林労務者も老齢化しこのままでは、山林の管理すら出来なくなってしまいます。森林、原木の有効利用を活性化して安全な食料と環境を維持増進したいと考えます。

(参考)ナラ枯れ被害 林野庁

安全でおいしい原木しいたけをあなたへ 国産原木しいたけ生産者の会

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