当会は2001年に結成されましたが、その頃はおりしも中国産のしいたけがスーパーなどに増えてきて、また国内では菌床栽培のしいたけが1990年代から生産量を伸ばしてきたこともあり、しいたけの単価も下がり、生産者は厳しい局面に立たされたときでした。

高齢化も伴って生産者が減る中で、なんとかこの局面を打開していこうと立ち上がってできたのが『国産原木しいたけ生産者の会』でした。当時私は以前勤めていた会社を退職して、家業であるしいたけ栽培をやり始めてまだ1年半くらいでした。しいたけのことやそれを取り巻く環境のことなど何も知らなかった私ですが、この会の設立を機にいろんな人と接する機会ができ、世界が一気に広がりました。

同時にいろんな問題があることがわかってきました。

スーパーでは当時まだ原木栽培と菌床栽培のしいたけが同じように扱われ、大量生産できる菌床栽培におされて、原木栽培は窮地に追い込まれていきました。当会ではこの問題を大きく取り上げ、署名活動通じて表示の義務化を実現することにこぎつけました。

そしてまた2011年の東北の震災以降原木しいたけ業界は大きな転換を余儀なくされました。肝心の原木が容易に手に入らなくなったからです。また風評被害に遭い、今まで出荷していた先から断られるという事態も発生しました。いろいろ困難な状況ではありますが、我々は安全な原木を使うということを皆で確認しあい、安心して消費者の皆様に召し上がっていただけるものを提供することをモットーにしております。

私は2013年の5月より前会長の井上の後を継いで会長職を引き受けることになりました。まだまだ問題は山積ですが、少しでもよりよい方向にいくことを願って活動を続けていきたいと思っております。

また日本の里山を元気にし、体にもよい原木しいたけをもっともっと知っていただき、多くの方に喜んでいただけるものを作り続けていきたいと思います。

原木しいたけ生産者の会 会長

安全でおいしい原木しいたけをあなたへ 国産原木しいたけ生産者の会

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